当院の転移性脳腫瘍の治療成績について|熊本市中央区の放射線外科

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2017.10.24

当院の転移性脳腫瘍の治療成績について

2005年から2009年までの当院での転移性脳腫瘍に対する分割定位放射線治療の成績を,熊本大学放射線医学講座 松山先生に論文にしていただいております.

Matsuyama, T., Kogo, K., & Oya, N. (2013).
Clinical outcomes of biological effective dose-based fractionated stereotactic radiation therapy for metastatic brain tumors from non-small cell lung cancer.
International Journal of Radiation Oncology …, 85(4), 984–990.

非小細胞肺癌の脳転移に対する治療成績になりますが,573箇所の病変で,当院で分割定位放射線治療後,1年間で約94%が制御されておりました.
副作用として,症状を有し治療を必要とする放射線性能壊死は2%に認められました.

100%効果がありますというわけでも,絶対に副作用が無いということではありませんが,おそらく,他の放射線治療施設と比較しても遜色ない治療成績です.

転移性脳腫瘍に対して効果が高く身体への影響が少ない治療が当院で施行可能です.腫瘍の大きさや数にもよりますが,1日20−40分程度,2−8回で終了し,入院の必要もありませんので,日常生活を続けながら治療を受けて頂く事ができます.

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